WebAPK 対応した話

November 05, 2018 3 min read

前に PWA に対応したが、更に高機能な Web アプリである WebAPK にも対応してみた話。

実際には Android の Chrome にしか対応していないため、 Web アプリのメリットの一つであるクロスプラットフォーム化の点においてフリに思うかもしれない。しかし、 WebAPK は PWA とも共存可能な(対応していれば WebAPK、してなければ PWA を使用する)ため導入しておいて損はないと思う。思う…

導入はやはり Google 公式サイトを見ながら行っていく。 PWA にすでに対応している前提で話を進めていく。一から導入したい場合は公式のチュートリアル通りにすすめていけば良い。

マニフェストファイルの変更

マニフェストファイルの名前を manifest.json に変更。

別途 WebAPK 用のスコープを用意しているのであれば、 "scope" に指定する。

アプリのインストールバナー に対応

アプリのインストールバナー を出すために、以下の 4 つを確認。すべてマニフェストにかかれていれば OK 。

  • short_name(ホーム画面で使用)
  • name(バナーで使用)
  • 192x192 の png アイコン(アイコンの宣言には MIME タイプ image/png の指定が必要)
  • 読み込み先の start_url

他にもサイト全体の要件として、

  • Service Worker の登録
  • 2 回以上のアクセスがあり、そのアクセスに 5 分以上の間隔がある

があるが、 1 つ目に関しては  PWA のときに対応しているので割愛。 2 つ目に関してもクライアント側の要件なので割愛。

検証

手動で Android 端末から確認してもいいが、持ってないひとや自動化したい人のために用意されている検証ツール Lighthouse を使って検証。

上記サイトでは、 chrome extension か node module で検証する方法が紹介されているが、おすすめは手軽にできる chrome extension をインストールする方法。

chrome web store で Lighthouse をインスール。自分のサイトの Top で Lighthouse のアイコンをクリックしたときに出てくる Generate report を押せばあらゆる項目をテストしてくれる。

テスト結果のうち、 Progressive Web App の項目のスコアが 100 になっていれば成功。

他にも自分の Web サイトに足りない項目を調べてくれるので、 100 になっていない項目を 100 にするといいかもしれない。


Written by Shun Nishimura.

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